3月16日に京都大学桂キャンパスで開催されました日本機械学会関西支部第90期定時総会で、理工学部辻内伸好教授、小泉孝之名誉教授、豊橋技術科学大学松原真己助教(本学博士後期課程修了生)、平野裕也氏(トヨタ自動車株式会社、本学博士前期課程修了生)、尾藤健介氏(東洋ゴム工業株式会社)が2014年度日本機械学会関西支部賞(研究賞)を受賞されました。
この賞は研究業績を通じて、関西支部地区における機械工学と機械工業の発展に貢献した研究グループの功績に対し授与されるものであり、今回の受賞は、タイヤ振動特性に対する転動、接地の影響をモデル化し、接地・転動という動力学的な変化がタイヤ振動特性に与える影響を明らかにしたことが認められました。
開発した技術の骨子は、タイヤを円筒シェル理論に基づく薄肉円環とばね、接地拘束をばねによりモデル化し、振動数合成法の一つであるレセプタンス法による連成振動の解析を実施したものです。有限要素法に代表される大規模数値解析モデルと比較して低自由度力学モデルを用いることで、タイヤの各部分構造の力学特性に与える影響度を明確化しやすく、製品設計への寄与が大きいと判断されました。
詳細につきましては、
http://se.doshisha.ac.jp/doc/news/2014/20150322.html
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